企業物価指数


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  1. 企業物価指数のウエイト一覧
  2. 国内企業物価指数
  3. 輸出物価指数/円ベース
  4. 輸出物価指数/契約通貨ベース
  5. 輸入物価指数/円ベース
  6. 輸入物価指数/契約通貨ベース

企業物価指数の概要

引用参照資料

  1. https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/pi/cgpi_2020/outline.htm

2020年基準の概要

  1. 企業間で取引される財を対象としている。品質を固定した商品(財)の価格を継続的に調査し、現在時点の価格を、基準時点(2020年)の価格を100として、指数化したものである。
  2. 国内企業物価指数、輸出物価指数、輸入物価指数の3つを総称して基本分類指数と呼ぶ。そして、基本分類指数と参考指数を合わせたものが企業物価指数である。なお、国内企業物価指数は、グローバル・スタンダードである「生産者物価指数」に概ね相当する。
  3. 基本分類指数は、『日本標準産業分類』等に依拠しつつ、一部、商品の属性に応じ、採用品目を分類したもの。
  4. 国内企業物価指数
    1. 国内で生産した国内需要家向けの財(国内市場を経由して最終的に輸出するものを除く)を対象とし、原則、生産者段階における出荷時点の価格を調査している。
    2. 2020年基準は、5大類別と23類別で構成されている。
    3. 指数は、消費税を含むベースで作成している。
    4. 参考系列として、夏季電力料金調整後の指数を作成している。これは、7-9月の期間に適用される夏季電力割増料金を調整したベースの指数で、通常料金の期間(10-6月)においては、基本分類指数の指数水準と一致するよう作成したものである。
    5. ウエイト算定に際しては、2019年の国内向け出荷額(2019年『工業統計』の出荷額から、2019年『貿易統計』の輸出額を控除した額)と、2020年の国内向け出荷額(2019年『工業統計』の出荷額を2020年動態統計で延長推計した額から、2020年『貿易統計』の輸出額を控除した額)の平均値を使用している。上記に依れない場合(非工業製品など)は、他の官庁・業界統計などを適宜、使用している。
  5. 輸出・輸入物価指数
    1. 輸出物価指数は輸出品の通関段階における船積み時点の価格を、輸入物価指数は輸入品の通関段階における荷降ろし時点の価格を調査しており、円ベース、契約通貨ベースの双方の指数を作成している。2020年基準は、輸出物価指数7類別、輸入物価指数10類別で構成されている。なお、消費税は含まない。
    2. ウエイト算定に際しては、財務省『貿易統計』の輸出額、輸入額の2019年と2020年の平均値を使用している。
  6. 乗用車(北米向け、除北米向け)
    1. 輸出物価指数の品目「乗用車」について、北米向けと北米以外向けに分割した地域別指数を作成したもの。円ベース、契約通貨ベース双方の指数を作成している。なお、消費税は含まない。
  7. 投資財指数
    1. 基本分類指数を投資向け用途(建設用材料、資本財)に着目した分類に組み替えて集計したもの。消費税を含まないベースで作成している。
  8. 品目の採用基準
    1. 国内企業物価指数
      1. 原則として、基準年(2020年)における「ウエイト対象総取引額」(国内企業物価指数の対象とする国内で生産した国内需要家向けの財の出荷総額)の1万分の3(669億円)以上の取引シェアを有していること。
    2. 輸出・輸入物価指数
      1. 原則として、基準年(2020年)における「ウエイト対象総取引額」(輸出・輸入物価指数の対象とする財の輸出総額・輸入総額)の1万分の5(輸出:328億円、輸入:345億円)以上の取引シェアを有していること。
  9. 調査の対象・方法
    1. 価格調査は、原則として、調査先企業すなわち採用品目を構成する商品を生産している企業と輸出入取引を取り扱う卸売企業を対象に実施している。
    2. 一部の品目では、指数精度の向上や報告者負担の軽減を図る観点から、他機関統計や外部データベースから得られるデータ(外部データ)を採用している。
    3. 調査先企業への価格調査は、調査対象月の価格を、翌月初に所定の調査票により郵送・オンラインで調査している。
    4. 原則として、速報に間に合うように調査しているが、速報に間に合わない場合には、その翌月以降に価格データを反映している。
  10. 調査価格の設定基準
    1. 国内企業物価指数では、原則、生産者段階における出荷時点の生産者価格。国内企業物価指数における生産者段階の比率は、ウエイトベースで95%を超えている(2022年3月時点)。
    2. 輸出物価指数では、原則として通関段階における船積み時点のFOB(本船渡し)価格。
    3. 輸入物価指数では、同じく通関段階における荷降ろし時点のCIF(保険料・運賃込み)価格。
  11. 価格の通貨建て
    1. 円建て契約の調査価格については円建て価格
    2. 外貨建て契約の調査価格については外貨建て価格
    3. 契約通貨ベース指数は、契約通貨建て価格をそのまま指数化している。
    4. 円ベース指数では、外貨建て価格を、銀行の対顧客電信直物相場(月中平均、仲値)を用い、円価格に換算のうえ、指数化している。